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カテゴリー別アーカイブ: Windows Server 2008

Microsoft から SUSE Linux、Novell から Silverlight(Moonlight)

Microsoft and Novell Mark Two Years of Interoperability Progress
(日本語訳サイト:http://www.microsoft.com/japan/presspass/detail.aspx?newsid=3587 )

相互運用性を推進していこうとしてたのは IE だけじゃなかったんだな~と思ったので、メモ。
ノベルとマイクロソフトの協業は2周年ということで、Linux/Windows の相互運用性の向上を図るこの取り組みですが、マイクロソフトが直接 SUSE Linux を売るのではなくて、マイクロソフトから SUSE Linux Enterprise Server のサポートつき利用証書を購入できるようになる、ということのようです。

また、今回発表された下記のことだけでなく、他にもいろいろやってるみたいですね。

  1. ノベルが来年、Microsoft System Center Operations Manager 2007 R2 用の管理パックとして、”Advanced Management Pack for SUSE Linux Enterprise” を提供すること
  2. Silverlight のオープンソース実装である Moonlight のベータ版を無償ダウンロード提供

その他

  • Hyper-V上でのSUSE Linux Enterprise Server のゲストOSとしての稼働を正式にサポート。
  • Active Directory とノベルのディレクトリサービスとのシングルサインオン

企業向けの展開には、サポート体制の充実が不可欠ですが、この協業体制が続くのであれば、Windows と Linux の混在環境の展開を考えた場合に、SUSE Linux Enterprise Server の採用は、今後高まりそうな気がします。(今は確か RedHut Linux が一番多かったような気がする。)
特に Hyper-V で SUSE Linux を正式に Microsoft がサポートするのは、企業にとっての仮想環境を複数持たなくて済むという単純な解となるため、強力な採用の理由付けになるのではないか?・・・と。

ちなみに、US の HP の Mini ノートには、SUSE Linux 搭載モデルがありますが、親和性があるんでしょうかねぇ?
ということで、今度 Windows Server 2008 R2 と UNIX Server との検証をする時には SUSE 入れてみようと思いました。

 

 
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投稿者: : 2008-12-05 投稿先 Windows Server 2008

 

Microsoft Hyper-V 日本語版リリース

こんばんは。
Windows Server 2008 と一緒にリリースされていた Hyper-V がようやくベータ版から正式版となりました。
もうちょっとしたら、Microsoft Update とかからも提供されると思います。

Hyper-V ダウンロードリンク & Knowledge Base
http://support.microsoft.com/?kbid=950050

Press 向けアナウンス
http://www.microsoft.com/japan/presspass/detail.aspx?newsid=3480

Hyper-V の主要機能
http://www.microsoft.com/japan/windowsserver2008/virtualization/default.mspx

主な機能
http://www.microsoft.com/japan/windowsserver2008/hyperv-features.mspx

Hyper-V FAQ
http://www.microsoft.com/japan/windowsserver2008/virtualization/faq.mspx

Linux 統合コンポーネント (ベータ版)
こちらは、ベータ製品の統合サイトである Microsoft Connect (
https://connect.microsoft.com/directory/ ) にアクセスし、"Linux Integration Components for Microsoft Hyper-V" を探し出し、「今すぐ適用」 をクリックすることで、ベータプログラムに参加することができ、入手可能になります。

ホワイトペーパーなど

個人的にも早く使ってみたいですね。
うまく使えば、1台のマシンで外部 DNS サーバを含めて SBS 環境を構築できそうです。

 

 
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投稿者: : 2008-06-30 投稿先 Windows Server 2008

 

WebDAV Redirector レジストリ 設定について

こんばんは。
昨日に引き続き、Robert の Blog を見てたら有用な WebDAV 関連についての記事があったので、メモ代わりにここに書き留めておきます。

WebDAV Redirector Registry Settings という記事の訳です。
——————————————————-

Release of the WebDAV module for IIS 7 (<- この記事は古いので、こちら の新しいほうを見たほうがいいです。日本語訳はこちら。) の記事を書いた後、私は Windows Vista と Windows Server 2008 と一緒にリリースされる WebDAV リダイレクタ (redirector) を検証しています。このリダイレクタは WebClient サービスのアップデート版としてリリースされ、Windows Vista にはインストール済みですが、Windows Server 2008 では "Desktop Experience" 機能をインストールする必要があります。インストールすれば、WebDAV 共有にドライブを UNC Path を用いるような感じでマッピングできます。

NetDrv001

いくつかの検証によって、私はいくつか紹介したい WebClient サービスの振る舞いを発見した。例えば、もし WebDAV が有効でない Web サイトにへネットワークドライブを割り当てようとしたら、私は予想通りのエラーに遭遇するでしょう。しかし、WebDAV を有効にした後でも、数時間経過するまでは同じエラーに遭遇します。私は、ステータスがなんらかの形でキャッシュされているのだと仮定したので、このキャッシングをコントロールできないか?ということに興味を持ちました。そして、私は次のレジストリ キーの設定において、WebDAV リダイレクタの振る舞いをコントロールすることができるいくつかの設定項目を見つけました:

HKLM\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\WebClient\Parameters

私は、ひとつまたはその他の設定に対してドキュメント化されたソース(元ネタ?)をいくつか見つけましたが、簡潔にリスト化されているものがなかったので、私が今のところ見つけることができた設定を含む次のリストを作成しました。

設定項目 & その説明 タイプ 規定値
AcceptOfficeAndTahoeServers

WebClient サービスが Sharepoint か Office Web Server を実行する Web サイトに接続できるかどうかを指定。
  
DWARD 0 = False
1 = True
1
BasicAuthLevel

WebClient サービスがサーバーとのやり取りに Basic 認証を使えるかどうかを指定。

Note: Basic 認証は "ユーザー名とパスワード" をクリア テキストで送信するため深刻なセキュリティ上の問題を引き起こします。なので、SSL 接続以外では、WebDAV で Basic 認証を使うことは規定で無効にされています。この設定の意味するところは、このレジストリ キーは規定の Basic 認証の振る舞いを上書きすることができるということですが、これは強くお勧めいたしません
 

DWARD 0 = Basic 認証は無効
1 = Basic 認証は SSL Web サイトのみに対して有効
2 = Basic 認証は SSL と 非 SSL Web サイトに対して有効
1
FileAttributesLimitInBytes

すべてのファイルが個々に持つ属性・管理情報 (all properties on a specific collection) に対して、WebClient サービスによって許される最大のサイズを指定します。
 

DWARD 属性値のサイズ (バイト) 1,000,000 decimal
(1MB)
FileSizeLimitInBytes

ファイルのやり取りで WebClient サービスが許す最大値を指定します。
 

DWARD ファイルサイズ (バイト) 50,000,000 decimal
(50MB)
InternetServerTimeoutInSec

ローカルの WebDAV サーバー以外に接続する際の、WebClient サービスが使う接続のタイムアウト値を指定します。
 

DWARD 時間 (秒) 30 decimal
LocalServerTimeoutInSec

ローカルの WebDAV サーバーに接続する際の、WebClient サービスが使う接続のタイムアウト値を指定します。
 

DWARD 時間 (秒) 15 decimal
SendReceiveTimeoutInSec

"GET /file.ext" または "PUT /file.ext" のようなリクエストが発行された後、WebClient サービスが使う WebDAV のタイムアウト値(秒) を指定します。
 

DWARD 時間 (秒) 60 decimal
ServerNotFoundCacheLifeTimeInSec

サーバーが WebClient サービスによって non-WebDAV としてキャッシュされる一定期間を指定します。

Note: WebClient サービスは接続したことのある non-WebDAV サーバーのリストを維持します。もし(接続した) サーバーがそのリストにある場合は、a fail (WebDAV接続に失敗したという値) は、サーバーに接続を試みることなくすぐに返されます。
 

DWARD 時間 (秒) 60 decimal
SupportLocking

WebClient サービスが Locking をサポートするかどうかを指定する。
 

DWARD 0 = False
1 = True
1

Note: 上記のいくつかの設定を変更した後、WebClient サービスの再起動が必要です。

私はこのリストが誰かの助けになればと思います。;-]

——————————————–

MSDN とかにすでに情報としてありそうな感じですが、WebDAV 利用時に使い勝手が悪かったり、不具合があった場合の回避策を探すためにもこういう情報があると楽ですよね。。。

WebDAV のこと書いてたら、IE8 で実装された HTML5 の Local キャッシュのこと思い出した!
その辺のことまとめてみよう。。。

 

 
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投稿者: : 2008-05-03 投稿先 Windows Server 2008